お風呂
母が認知症になって、何が一番困っているか? と聞かれれば、迷わず「お風呂」と答えるだろう。何時の頃からか、多分3−4年ほど前から、お風呂に入るのを極端に嫌がるようになった。 デイサービスはそれまでも利用していたが、お風呂は家で入っていたたのだが、家でも難しくなってきたので、デイサービスに頼んだ。

これがかなり失敗だった。母は昔から温泉とかの公衆浴場が嫌いだ。人前で裸になることが嫌なのだ。デイでは、職員さん3,4人がかりで、毎回なんとか母をお風呂に入れさせようとしていたが、無理だったことも多かった。一度、様子を見に行くと、母がものすごい剣幕で怒っていて、浴室を走って逃げ出そうとしていた。

結局、余りにもかわいそうなので、デイでのお風呂は止めにしたが、その後、その嫌な記憶が残ってしまい、家で入れるのが以前よりもずっと難しくなった。

でもなんとか、1週間に1,2回はシャワーだけでもやっていた。
一度困って、電話相談したことがある。 そしたら、服に水をかけたりして、「濡れちゃったから、脱ぎましょう」とか言って、服を脱がすとか、試してみてください、と言われ、そのような事もトライした。

自宅の風呂は冬、とても寒くなる。家が丘の上に立っていて、風呂は北向き。結構大きな浴槽に、大きな窓が付いている。北風がびゅんびゅん吹きつけ、窓を閉めているのに、露天風呂のような寒さである。今年こそは、浴室暖房器をつけようと、見に来てもらったところ、この環境だったら、付けても室内温度が20℃まであがるかどうか。。言われ、2−30万も出して、暖かくなるかどうかわからないのでやめにした。

去年の11月より、徐々に自宅の風呂が寒くなってきたので、母も寒いとよけいに服も脱ぎたがらないので、再びデイサービスにお願いすることにした。前回とは違うデイサービスだ。デイでも、できたり出来なかったりだったが、職員さんが、「ちょっとだけ強引にやってもいいですか?と言われ、お年寄りってあざとか出来やすいから、ちょっと引っ張っても腕にあざとかできたり、することありますから。。 」とか言われ、私は、「はいはい」と聞いていた。

デイから帰ってきた母の手首には確かに紫色のあざが出来ていた。

その後、そのデイに初めて見学に行ったとき、お風呂の時間になった。母はまた、ものすごい剣幕で抵抗している。職員が無理やり服を脱がそうとしている。私は、母があまりにもかわいそうで、「今日はもう、いいです。」と言った。それから2度と頼む気にはならなかった。

いつも、お風呂に入れた日、送ってくる職員さんに「どうでした?}と聞くと、「大丈夫でしたよ」との答え。 母にとっては、全然知らない人が(デイの職員さんでも、わかっているとは思えない)、母から服をもぎ取ろうとしている。何をされるのかわからない。不安、恐怖、色々な感情が渦巻いているのだろう。全然大丈夫じゃないのである。

それから、やはり、家でも抵抗が強くなった。今、デイで入るのを止めて3ヶ月、徐々に抵抗は少なくなってきているが、いつも言う言葉は、「もう、2度とここに来ない。」「もう私はあの世行きやわ。」しかし不思議と、終わって、下着を着たころから、機嫌が良くなり、「アー気持ちよかった。」「なんかツルツルになったよ。」靴下をはかそうとすると、「スミマセン、有難うございます。」「草津よいとーこー」と歌いだしたり、上機嫌になる。毎回、このパーターンだ。気持ちが良くなったのが、お風呂に入ったからだとは決して結びつかず、また、お風呂の度に格闘が始まる。

お風呂の時間帯だが、私はいつも朝一番の起きがけを狙う。着ている服の数が少ないし、靴下も履いていないので、脱がせやすい。起きたところで、本人も頭が少しボーっとしているので、比較的抵抗が少ない。今日も、起きてすぐ、こっちこっちと脱衣場に誘導し、自分で服を脱いでくれた。脱いでから、風呂場に行くまで少し抵抗はあったものの、以前よりも抵抗は少なくなっている。 しかし今日も、「もうあの世に行って、帰ってこない。」と言っていた。私が、「あの世に行ったら帰ってこれないでしょー」というと、「いや、帰ってきた人いるよ。」とのこと、母の「あの世」は一体どこなんだろう。それから、私が「きれいになったねー」と言って、母、鏡を見て、嬉しそうに、ひょっとこの顔をして、二人で笑って終わり。いつものパターンである。


2006/04/30(Sun) | 日記 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
ドクター・ダルマ
去年の年末、私はドクター・ダルマの書いた「これで脳は若返る」を読み、感銘を受けた。詳しいことは順々に書いていきたいが、この本を読んで、サプリメントが認知症の改善に効果があることを知り、2月頃から、母に様々なサプリメントを飲ませている。

母は機嫌が悪いと薬を飲んでくれないので、一日1回だけや、飲まない日もあるが、サプリメントだし、まあいいか、という軽い気持ちでやっている。 認知症の人と接する時、この、「まあいいかー」という言葉は介護者の気持ちを楽にしてくれる。「まあいいか、お風呂に入らなくても、死ぬわけじゃなし、」「まあいいか、コートを着て布団で寝てても、死ぬわけじゃなし」

話が少しそれたが、母が飲んでいるサプリメントを参考に書いておく。

イチョウ葉エキス
DHA/EPA
ポスファチルジルセリン(PS)
L−カルチニン
DHEA
ビタミンB群、抗酸化ビタミンのA,E,C

これらがなぜ認知症に効くかについては、これから詳しく書いていきたい。
2006/04/29(Sat) | 認知症の薬 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
ゴールデンウイーク初日
今日はゴールデンウイーク初日。フリーターの私にとって、ゴールデンウイークに出かける必要性はない。人ごみが嫌いなので、ゴールデンウイークには出かけたくない。しかしながら、絵を習っていたスクールの先生が辞めると昨日友達からTELがあり、都心に出かける羽目になった。その先生は故郷の北海道に帰ってしまうとのこと。ここ半年ほど、スクールには真面目に行ってなかったので、全然知らなかった。連絡先を聞き、その後友達と知り合いの画家の個展見に行くも、祝日でお休みだった。人ごみで疲れ、早々家に帰ると、母は自分の部屋でいろはがるたをあっちへやったり、こっちへやったりしていた。一緒に、クッキーと紅茶で遅めの午後のお茶をして、その後、母は私が拡大コピーした「声に出して読みたい日本語」を読んでいる。私は、数日前に買った赤ワインと、昨日買った赤ワインを、チーズとパンをあてに飲み比べる。片方はメルローとカルベネ・ソービニヨンのフルボディのフレンチワイン。正統派の味で余韻も長く、おいしい。もう一方はグルナッシュとシラーズがメインのミディアム・ボディのフレンチワイン。果実味がして、良い感じ。お酒に弱い妹に無理やり、「ねえねえ、味見してー」と持っていくと、妹はグルナッシュとシラーズのワインの方がおいしいとの事。私には、どちらもおいしいが、後者は今まであまり飲んだことのない味なので新鮮で、飲みやすく美味しい。どちらもカルフールで購入。どこかのコンテストで金賞を取っているワインらしいが、価格も1000円前後でGOOD.

参考のため名前を書いておきます。
Chateau Lamothe-Vincent 2004 Bordeaux(メルロー+カルベネ+?)
1200円
Chateau des Correges , Cotes de Rhone Rouge (グルナッシュ+シラーズ+?)  1000円

母親は一生懸命、音読に励み、私はワイン片手にプログ書いてます。
こんないい加減な介護じゃダメかな?

2006/04/29(Sat) | 日記 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
プログはじめました
パソコンが全然苦手な私ですが、何とか始めることができました。
見栄を張ったタイトルに負けないプログにしたいと思ってます。
認知症の母親をみるために会社を辞めて早3年経ちました。でも、ずっと家に居るのって仕事よりつらいんですよね。これでも元は自称キャリアウーマンでした。

これまでは、結局、母から逃げてばかりで、しょうもない恋愛をしてみたり。。3年目にしてやっと、真剣に向き合う覚悟?ができました。書きたいことが山ほどあって、何から初めていいかわからないけど、ただ起こった事を書くのではなく、心理的な側面も書いていくことで、同じような事で悩んでる人の参考にもなったらいいなーと思います。
それと、アリセプトだけではない認知症の薬についても書いていきたいです。
2006/04/28(Fri) | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(5) | page top↑
 ホームに戻る